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その他フロントエンド・フレームワーク中級の学習学習

Viteでauth0を使ってみる ~ その② APIの呼び出し

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    By pitang1965
  • Post Date
    Sat Aug 07 2021
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Viteでauth0を使ってみる ~ その① ログイン機能」の続きです。auth0の公式ドキュメントの”React: Call an API”の15分コースを参考に進めます(Viteでやっているし、同じ内容ではありません)。

1. Auth0サービスの設定

既にログインとログアウトができますが、Reactアプリケーションがプライベートなリソースにアクセスするために対象のAPIを呼び出すためには、アクセストークンを渡す必要があります。次のように src\main.jsxaudience scope を渡すことで、当該APIが検証できる形式でアクセストークンを要求することができます。

import React from 'react';
import ReactDOM from 'react-dom';
import './index.css';
import App from './App';
import { Auth0Provider } from '@auth0/auth0-react';

ReactDOM.render(
  <React.StrictMode>
    <Auth0Provider
      domain="YOUR_DOMAIN"
      clientId="YOUR_CLIENT_ID"
      redirectUri={window.location.origin}
      audience="https://YOUR_DOMAIN/api/v2/"scope="read:current_user update:current_user_metadata"
    >
      <App />
    </Auth0Provider>
  </React.StrictMode>,
  document.getElementById('root')
);

ただし、以下に3箇所ある YOUR_~ の部分は、https://auth0.com/docs/quickstart/spa/react/02-calling-an-api#set-up-the-auth0-service にアクセスし、自分のAuth0アカウントでログインした上で当該Auth0アプリケーションを選択することにより、下のコードサンプルに表示されます。

自分のアカウントでスニペットを設定

この状態で localhost:3000 にアクセスし、ログインすると、次のような画面が表示されます。

Twitterのアプリケーション認証のページ
  • ここで指定した audience は、ユーザーがReactアプリケーションがどのリソースサーバー(API)にアクセスすることを認可するかをAuth0が決定するために使います。
  • ここで指定した scope によって、ReactアプリケーションがAPIで実行できるアクションが変わってきます。
  • Auth0 Management API の場合、scope の値として read:current_user 及び update:current_user_metadata を指定すると、ユーザーの詳細を取得したり、ユーザーの情報を更新したりできるアクセストークンを取得できます。

2. 環境変数の導入

ここまでで、domain などをハードコーディングしていましたが、これをルートフォルダに新規作成した .env ファイルで定義するようにします。

VITE_AUTH0_DOMAIN=xxx.auth0.com
VITE_AUTH0_CLIENT_ID=xxx
VITE_AUTH0_AUDIENCE=https://xxx.auth0.com/api/v2/
VITE_AUTH0_SCOPE=read:current_user update:current_user_metadata

このファイルは git GitHub で管理しないことにして、.gitignore に次の一行を追加します。

.env*

src\main.jsx は次のように変更します。

    <Auth0Provider
      domain="YOUR_DOMAIN"
      clientId="YOUR_CLIENT_ID"
      redirectUri={window.location.origin}
      audience="https://YOUR_DOMAIN/api/v2/"
      scope="read:current_user update:current_user_metadata"
    >


     ↓

    <Auth0Provider
      domain={import.meta.env.VITE_AUTH0_DOMAIN}
      clientId={import.meta.env.VITE_AUTH0_CLIENT_ID}
      redirectUri={window.location.origin}

      audience={import.meta.env.VITE_AUTH0_AUDIENCE}
      scope={import.meta.env.VITE_AUTH0_SCOPE}
    >

3. アクセストークンの取得

Auth0Providerを設定したら、必要な場所でuseAuth0カスタムフックからgetAccessTokenSilentlyメソッドを使ってアクセストークンを簡単に取得することができます。そして、取得したアクセストークンを使ってAuth0 Management APIを呼び出します。

import React, { useState, useEffect } from 'react'; ・・・useEffectを追加
:
:
function App() { ・・・前からある
:
  const [userMetadata, setUserMetadata] = useState(null);
  const { user, isAuthenticated, isLoading, getAccessTokenSilently } =
    useAuth0();

  useEffect(() => {
    const getUserMetadata = async () => {
      try {
        const accessToken = await getAccessTokenSilently({
          audience: import.meta.env.VITE_AUTH0_AUDIENCE,
          scope: import.meta.env.VITE_AUTH0_SCOPE,
        });

        const userDetailsByIdUrl = `${import.meta.env.VITE_AUTH0_AUDIENCE}users/${user.sub}`;

        const metadataResponse = await fetch(userDetailsByIdUrl, {
          headers: {
            Authorization: `Bearer ${accessToken}`,
          },
        });

        const { description } = await metadataResponse.json();
        setUserMetadata (description.replaceAll('\n', '  '));
      } catch (e) {
        console.log(e.message);
      }
    };

    getUserMetadata();
  }, [getAccessTokenSilently, user?.sub]);


return ( ・・・前からある
  :
  :
            <h3>ユーザー情報</h3>
            {userMetadata ? (
              <div>{JSON.stringify(userMetadata)}</div>
            ) : (
              '※なし'
            )}


  :
  :

このコードにより以下の部分がTwitterログイン時に表示されるようになりました。

Twitterユーザーの description の表示

このあとの記事では、カスタムフックを使って、リファクタリングし、アクセストークンで保護された任意のAPIにアクセスできるようにしたり、バックエンドプラットフォーム(Expressを用いたNode API)と統合できる方法を学習したいと思います。

デプロイ

GitHubpushし、Netlifyでそのリポジトリを指定し、上で指定した4つの環境変数を指定してデプロイします。

実行すると次のエラーがでました。

Callback URL mismatch

これを解消するには、Auth0の当該アプリケーションのSettingsApplication URIsのところで、次のように設定変更し、デプロイ先のURLを加えます。

つまり、

  • Application Login URI と Allowed Origins (CORS) に”https://vite-twitter-login.netlify.app”を設定する。
  • Allowed Callback URLsAllowed Logout URLsAllowed Web Origins に”http://localhost:3000,https://vite-twitter-login.netlify.app” のようにカンマ区切りで “https://vite-twitter-login.netlify.app”を追加設定する。
Application URIs の設定